(2) 歯ならびの乱れを放っておくとどんな問題が生じるでしょうか? |
1. |
食べかすがたまりやすい
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2. |
掃除がしにくい
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3. |
ムシ歯になりやすい
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4. |
歯ぐきに炎症が起こる
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5. |
よく噛みこなせない
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6. |
明瞭な発音がしにくい
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7. |
口もとの美しさを欠く
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8. |
あごが正常に発育しない
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9. |
顔がゆがんでくる
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10. |
姿勢が悪くなる
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(3)矯正治療について |
◆歯ならびの乱れの原因にはいろいろありますが、その多くは顎の大きさと歯に大きさ(幅)とのアンバランスからきております。すなわち、顎が狭いために歯が正しく並びきらないため、歯列不正を起こしているのです。
ですから矯正治療をする場合、歯を正しく並べるために歯が入るスペース(空隙)が必要となります。
◆このような場合、左右の小臼歯を抜歯して、必要なスペースを作ることが多いのです。
しかし健康な歯を抜くことは、患者さんにとっても、わたくしたち診療する側にとっても抵抗があります。
◆当診療所では、なるべく歯を抜かないでやる非抜歯矯正を掲げて矯正診療を行っております。非抜歯でやる矯正治療のほうが、治療後の歯の安定(咬合の安定)のためにも効果的です。
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(4)矯正治療の流れ |
◆図に示したような流れで、診療を行っています。
最初に矯正治療についての説明と相談を行います。
◆ここでは、矯正治療の概略をお話をして、一般的な治療内容について説明します。 精密検査では、
お口の中の状態を記録し、写真と模型を採ります。種々のレントゲン写真も撮ります。
◆これらの資料をもとに診断を行い、そして治療について詳しく説明します。
また治療にかかる費用と期間についてもお話します。患者さまとの合意が得られれば、治療に入ります。
◆矯正装置を入れると、お口の中が汚れやすくなるので、歯科衛生士の指導のもとに、お口の清掃とブラッシングの練習をおこないます。
◆矯正装置をいれて歯を移動させるのに、平均1年半から2年位かかります。
◆通院はおおよそ1ヶ月に1度の割合です。正しい位置に歯が並びますと、
固定 |
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式の装置を外し、着脱可能な保定装置を入れます。
これは、きれいに並んだ歯をそのところに留めておくためのものです。
矯正治療が終わってから後戻りをすることがあるので、この保定装置をしっかりと入れておくことが大切です。
◆矯正治療の症例の写真を載せますので参考にしてください。 |
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